昨日、夜のテレビ番組のニュースを見ているとビックリする情報が入ってきました。
日本一人口が少ない市である、北海道歌志内市にある「かもい岳スキー場」と隣接している「かもい岳温泉」の運営会社が破産手続き開始申立を行ったというものでした。
平成31年4月1日2月28日から休止ということで、 来シーズン以降、「かもい岳スキー場」と「かもい岳温泉」が運営しているかどうか現時点では未定です。
筆者はアルペンスキーを辞めてから15年以上経ちますが、北海道でアルペンスキーをやっていた方なら大会や合宿で「かもい岳スキー場」や「かもい岳温泉」に一度は足を運んだことがあるのではないでしょうか。
今回はアルペンスキーヤーがお世話になったであろう 「かもい岳スキー場」や「かもい岳温泉」について、振り返ってみました。
かもい岳スキー場とはどんなスキー場

かもい岳スキー場へのアクセス方法
- 住所:〒073-0404 北海道歌志内市歌神95−9
- 電話番号:0125-42-2667
- 札幌方面から来る場合
道央自動車道奈井江砂川インターで高速を出て
国道12号→道道627号→道道114号 - 旭川方面から来る場合
道央自動車道滝川インターで高速を出て
国道12号→道道1027号
かもい岳スキー場のコースとリフトの特徴
東ゲレンデにはFIS国際大会が開催されるコースやトレーニングバーン等、アルペンスキーにうってつけのコースがあります。雪質は締まっており、非常に滑りやすい印象でした。
また、私は北海道で「かもい岳スキー場」しか見たことありませんが、「Tバーリフト」があるのも特徴的です。Tの字を逆さまにし、股の間に逆さまのTを挟んだり、逆さまTの左側や右側に丁度良い位置のお尻に引っかけて、滑りながら運んでくれるリフトです。
この「Tバーリフト」を乗りこなすには、リフト乗車場で「Tバー」の腕を掴むバー(Tの縦の棒を指します)的確に掴んで、狙っている位置に持ってくるテクニックが必要です。
小学生低学年の頃に、よく、上手く乗れず、なんとか「Tバー」のお尻を乗せる用のバー(Tの横の棒を指します)を腕で掴むが、途中で腕がパンパンになり転んでしまったり、途中で脱落することが多々ありました。
かもい岳スキー場で過去に開催されたアルペンスキーの大会
- FIS公認KAMOIDAKE CUP
- サロモンカップかもい岳ジュニアスキー大会
- かもい岳小学生・幼児スキー大会
- 空知ジュニアスキー大会(中体連予選会)
- かもい岳ユーススキー大会
- マスタズスキー大回転競技会
- 全道かもい岳ジュニアスキー大会
- ロシニョールCUP キッズスキー大会
- フィッシャー杯かもい岳大回転スキー大会
これほど、多くのアルペンスキーの大会が行われています。筆者もだいぶ昔、サロモンカップや全道かもい岳ジュニアスキー大会に参加したことがあります。
※サロモンカップの最高成績は10位くらいだったような・・・
※全道かもい岳ジュニアも最高成績は10位くらいだったような・・・
かもい岳温泉とは
「かもい岳スキー場」に隣接しており、1973年より運営されています。日帰り入浴も出来るので、ウィンタースポーツを楽しんだ後、汗を流すのに最適な施設です。 もちろん宿泊も可能です。
利用可能な施設
- 温泉
- コインランドリー
- トレーニングジム
トレーニングジムも併設されているので、アルペンスキーの冬季合宿によく使用されていたと思います。
かもい岳温泉へのアクセス方法
- 住所:〒073-0404 北海道歌志内市字歌神95−9−2
- 電話番号:0125-42-2717
かもい岳スキー場と温泉の今後について
老朽化した施設の更新費用に目途が付かないとのことですが、アルペンスキーを行う環境として適している場所なので、もしかしたら、他の企業が買い取って運営継続できるかもしれません。
しかし、現在、そういった情報はないので、運営しているうちに「かもい岳スキー場」や「かもい岳温泉」に遊びに行って、昔を懐かしむのも良さそうですね。
歌志内中学生が始めたかもい岳スキー場早期再開を願う署名活動
2019年3月1日から歌志内中学校有志生徒が、かもい岳スキー場の早期営業再開を求めて署名活動を行っているようです。
詳細はこちらのかもい岳スキー連盟HPよりご確認ください。
※2019年4月2日追記
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